嫁と離婚したいがために親を交えて話し合いをしましたが、結局は何の進展も見込めなかったので無料の離婚相談所に行ってみました。
無料の相談所というのは別に特別な場所でもなんでもなくて、各自治体が無料で相談できるよう開設している相談窓口のことなんです。
無料の弁護士相談などもありますが、今のところ法的な相談をしたいわけではないので、まずは都道府県や市区町村などに相談することにしました。
自分の住んでいる市町村や県のホームページなどを見ると詳しいことが書かれていますからチェックしてみて下さい。
検索窓に「離婚 無料相談 〇〇市(または〇〇県)」と入れれば出てきます。
そういうところを利用して自分の悩みを聞いてもらえば気持ちもスッキリしますし、離婚に向けてどうしたらいいのかを教えてもらうことができます。
今回私が相談に行ったのは市役所ではなく県の方。
なぜ県なのかと言うと、市町村よりはしっかりしているイメージがあるから。
そしてそこが提携している弁護士の無料相談など、対応も厚いと感じたからです。
とはいっても自分の住んでいる場所の市役所って、知り合いも沢山働いているのでなんとなく嫌だったのが正直なところですけどね。
ここではそうした離婚相談所で相談したことを書いています。
無料の離婚相談所とはこんなところ
自治体のホームページを見ればどこに行けばいいのか記載されていますので事前に下調べしておきます。
場合によっては予約が必要な場合もありますからよく調べた方がいいと思います。
受付窓口に行くと担当者が対応してくれて奥の部屋に通されます。
そこには壁に仕切られた場所にテーブルと椅子が置いてあり、一見して打ち合わせにも使えそうな一室となっていました。
壁には子供を癒やすためのおもちゃや子供用の椅子などが置いてあり、子連れでもちゃんと話ができるような対応がなされているのが見て取れました。
離婚相談所というのは訪れる方はとにかくナイーブになっている方が多いので、対応する方はもちろん女性です。
私が対応してくれたのは女性2人。
1対1で話をするのではありません。
相談員さんは話し方がとても柔らかく、おそらく人間的にも優しい方なのだと思います。
聞き上手と言うか、聞き出し上手というか、まずはこちらの悩みを何でも聞いてくれますし、もちろんいろいろと質問もされます。
そこでまずは離婚を決意するまでの経緯を話しました。
自分の正直な思いを相談員に伝える
なぜ離婚という話になったのか、何が原因なのか、これからどうしたいのかなど、自分が抱えている悩みを素直な気持ちで伝えました。
相手に対してどういうところが嫌だったのか?
どうしてほしかったのか?
僕はどちらかというと話下手なので、持参した日記(記録)を読んでもらいました。
実は嫁と離婚という話になってから日々の生活を日記にして付けていたんです。
ですからまずはその日記を読んでもらいました。
記録を書くことで誰にも言えなかった悩みやイライラがスッキリしましたし、それまでの不満や悩みを具体的に書くことで自分の考えを正直に表現することもできたので良かったと思います。
離婚に至る原因を事細かく書くことによって、過去の出来事をいろいろと思い返すことができましたし、こうした離婚相談するときでもその場その場で思い出しながら話すよりは、気持ちも伝わりやすいと思います。
読み終わった相談員が一言こう言ってくれました。
「大変でしたね」
正直、この一言がそれまで離婚すべきかどうか悩んで押しつぶされそうになっていた気持ちをすっと取り払ってくれました。
身内だけにしかこうした離婚問題は相談できませんが、やっぱり第三者に話を聞いてもらうのは大切だと思いました。
離婚に向けて何から始めたらいいのかを教えてもらう
相手が離婚に合意してくれなければ離婚は成立しません。
相手が「離婚しない」と拒否してきた場合、最悪、裁判ということになるのでしょうが、そうなった場合に”離婚しなければならない理由”が必要になってきます。
そうした離婚理由というのは一般的には以下の5つが該当します。
1.浮気をした場合
2.生活費を渡さない
3.3年以上消息不明
4.強度の精神病
5.その他重大な理由(暴力やギャンブル、宗教への傾倒、アルコール中毒、借金苦など)
つまり性格の不一致だけでは離婚できないということ。
でも離婚したい気持ちは変わりませんから、離婚を成立させるにはどうしたらいいのかを相談員さんに聞いてみると、「別居して何年か経過すると婚姻生活を続けていくことが困難だと判断されて離婚を認められたケースが過去にある」と仰っていましたので、まずは別居することにしたのです。